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オリヴィエ (パラディン) : ウィキペディア日本語版
オリヴィエ (パラディン)
オリヴィエOlivier)とは、シャルルマーニュの戦いなどの伝説の集合体「フランスの話材」に登場するパラディン。ローランの歌などの登場人物(実在の人物)。パラディンの一人。ローラン (オルランドゥ)の幼馴染にして親友。知将。フランス軍きっての常識人。
== ローランの歌 ==
ローランと深く信頼し合っており、よき戦友にして助言者。妹オードはローランの婚約者である。愛剣はオートクレールと名付けられた優美な剣で、茶褐色の刀身を持ち、柄は黄金色で水晶が飾られていたとされている。『イリアス』のアキレウスパトロクロスのような、男同士の親密な友愛を感じさせると評されている。特に、ローランがどちらかというと勇猛一辺倒なのに対し、オリヴィエは冷静で的確な判断をする知将のイメージが強い。
作中、オリヴィエはローランとともに殿軍の任務に従事。サラセン軍を最初に見たときに、援軍を呼ぶ角笛を吹くようにとのオリヴィエの提案は、メンツに拘るローランに拒否されてしまう。これに従っていれば、ロンスヴォーの大敗はなかったと思われる。
ロンセスバージェスの戦いでは大活躍をする。倒した敵将の数は、実はローランより上であり、個人的な武勇も高い。最後はイスパニアの将軍マルガニスに致命傷を受け、相手を倒しはしたものの、自分もそのまま死んでゆく。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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